【竹取物語 現代語訳】 かぐや姫の昇天 (3段落)

「このようにたくさんの人を遣わせなさり、(私を)とどめなさるが、(事情の)許さない迎えが参上して、(私を)引き連れてこちらを退出申し上げてしまうので、残念で悲しいことです。宮仕えをいたさないままになったのも、このように差し支えのある身の上でございますので、(帝は)納得いかないことと思いなさるにちがいないだろうが、強情にお受けしないままになってしまったことです。無礼なものだとずっと思いなさり心にとどめなさってしまうことが、(私の)心に気になっておりました。」と言って、

 

いまはこれまでと、天の羽衣を着るときに、帝のことをしみじみと懐かしく思い出すことだなあ

 

と言って、壷の薬を添えて、頭中将を呼んで、差し上げさせる。中将には、天人が取ってわたす。中将が受け取ったので、さっと天の羽衣を(天人が)着せ申し上げたところ、(かぐや姫は)翁を「気の毒だ、いとしい」と思いなさった気持ちもなくなった。この天の羽衣を着た人は、悩み画なくなってしまったので、天の牛車に乗って、百人ほどの天人を連れて、昇ってしまった。

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