夏休みもこれまでと同じように

こんにちは。穎才学院教務です。穎才学院では板橋・本郷両校舎で夏期講習2日目が開講されています。

さて、児童・生徒たちは夏休みをむかえていますが、夏休みもこれまでと同じように健やかに過ごしていただきたい。そして学問の奥深さを侮ることなく、これまでと同じように学んでいただきたい。これが私たちの望みです。

「夏休みだから頑張れ」とか「夏休みだから変わらなきゃ」とか言われることって、確かにありますが、そう言っている方たちは本当に「変われた」ことがあるのでしょうか。

いじわるなことをいってゴメンナサイね(笑)でも、誰かに「頑張れ」とか「変われ」とか言う人は、まずご自身の身体にそれと同じことを問われると宜しいでしょう。

あのですね。人間に限らず動物って、変わるのが苦手なんです。

「変わらない」というのは、動物が生き延びるために必要な能力なんです。

だって、ある朝起きたら、昨日までと身体の動きの癖や脳の使い方のパターンが変わっていた、なんてことが起きてしまったら、大変ですよ。その都度、いちから身体や脳の使い方を身に付けなおさなくてはならない。そういうことが無いように、動物の心身は「変わらない」を基本としているのです。

でも、それだと私たちは成長しません。それだとまずいこともあるので、動物の脳には「学習」の機能が搭載されていて、実際に身体を動かして色々なことを体験しながら、生理的感覚に基づいてそれを成功体験と失敗体験とに分類し、成功体験が増えるように身体の使い方をチューニングしていきます。

人間は、他の動物と比べて、この学習の機能が著しく高度化されているわけです。それは言語という記号の交換活動を人間同士で行えるようになったからなのですが、ここでも身体の使い方を「良い方向」にチューニングしていくという仕方の基本は変わりません。

さあ、ここが肝心です。

私たちが成長するのは「身体の使い方が変わる」という仕方でしかありえないのです。

だから、スポーツトレーニングに限らず、職人的技術の習得、芸能のお稽古、思考のトレーニング…、ありとあらゆるトレーニングにおいて、私たちが成長するとき、私たちの身体の使い方には何らかの変化が起きています。

アスリートがトレーニングを積んでパフォーマンスを向上させると、その過程で身体の使い方が変わります。そうすると、その体つき自体も変わってきます。それと同じで小学生・中学生・高校生の学習においても、そのパフォーマンスが向上するときには、姿勢とか手の動かし方とか、そういう具体的な身体の使い方に変化が見られ、その結果として子供たちの体つき・顔つきといったものが変わってきます。

もし、ウソだと思われるなら、定期試験や模擬試験の試験監督をなさってください。試験会場で試験中の受験者の様子を見ていると、良い成績を取る人とそうでない人の違いは一目瞭然です。身体の使い方やその身体が醸し出す雰囲気が違うのです。ね?そう言われてみれば、そうでしょう?

というわけで、私たちが「成長する=変わる」ためには、「身体の使い方が変わる」あるいは「体つきが変わる」必要があり、それがどれほど大変なことであるかは私たちの誰もが知るところです。

だから、勉強癖のないお子様に「夏休みだから変われ。勉強しろ。」と言うのは、運動癖のない人に「夏休みの間に運動して●●キロ痩せろ」というのと同じくらい過酷な言い方なのです。そういうことを言ってもいいけど、言うからには、どれくらい過酷なことを言っているのか、それを言う人はきちんと理解しておいた方がいいでしょう。

ダイエットサポートジムみたいなところにお金を払って、「本気で運動したい、そして痩せたい」と思うならそれも良いでしょう。きっと運動能力も向上するし、上手くボディメイクが出来ると思います。ダイエットサポートジムみたいなところの管理主義を舐めてはいけません(笑)

でも、運動嫌いな人が運動好きになるか、運動の楽しさに気づけるかは疑問ですね。

ダイエットサポートジムも「結果が大事だ」とか「結果が全てだ」とか、おっしゃっているでしょう?その結果というのは例えば「××日間で●●キロ痩せる」とか言うことであって、「運動の楽しさに気づく」とか「人間の身体能力の奥深さにおののく」とかいうことではないでしょう。ダイエットサポートジムの広告やCMを見ている限りはそうです。

でもね、そういうところで教わったことって、その人のなかで、どれくらいの価値をもつのでしょうね。

自動車教習所に通えば、ほぼ誰でも自動車の運転が出来るようになります。でも、自分が通った自動車教習所の教官の名前や思い出を覚えている人なんて、皆無でしょう。

では、F1ドライバーにドライビングテクニックを教わるような体験をしたら、どうでしょうか。きっとその人はドライビングを教わったF1ドライバーの名前を一生忘れることがないでしょう。

名前を覚えていないか、いるかの違いだけではありません。10人の若者が自動車教習所に通ったときと、それと同じ10人がF1ドライバーにドライビングテクニックを教わったときと、プロドライバーやプロレーシングの世界を志す人が出てくる可能性が高いのは、どちらだと思われます?

当然、後者ですよね。

それと同じです。10人の子供がダイエットサポートジムに通ったときと、それと同じ10人がプロアスリートからそのスポーツの手ほどきを受けたときと、プロアスリートやプロスポーツの世界を志す子供が出てくる可能性が高いのは、当然後者です。

それはプロアスリートの身体の動かし方がすごいからではありません。だって、素人である子供たちにはプロアスリートの身体の動かし方のどこがすごいかなんて、わかるはずがないのです。(←ここ大事!)

ある子供がプロアスリートの指導を受けて、そのスポーツのプロ世界に足を踏み入れるとしたら、それはその子供の身体がプロアスリートの言動に反応したからです。脳が反応したのではなく、身体が反応したのです。(←ここ大事w)

プロアスリートが子供たちにそのスポーツの手ほどきをするとき、言うことは「今日から変わろう!」とか「こうすれば簡単に出来る!今日から始めよう!」とか、そういうことでは決してありません。「ケガをしないように気を付けよう」とか「カンタンだと思って舐めちゃいけないよ。すぐにできなくてもいいから。この道は奥が深いのだよ」とか、そういうことを子供たちに伝えるはずです。そして、そういうことを伝えるプロアスリートの言動には、鍛えられた身体からでないと発することのできない独特の波動や雰囲気のようなものが含まれています。それに子供の身体がビビビと反応してしまったとき、もうその子供はそのスポーツの魅力にとらわれてしまうのです。そうなってしまった子供が、ちょっとやそっとの大変な練習を嫌がるはずがありません。どんどんとそのスポーツのプロ世界への肉薄していくことでしょう。

穎才学院が子供たちに伝えることも、そういうことです。夏休みもこれまでと同じように健やかに過ごしていただきたい。そして学問の奥深さを侮ることなく、これまでと同じように学んでいただきたい。これが私たちの望みです。

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