11月以降の大学入試の世界史について

はじめに
これは日本史にも言えることですが、世界史は知識量がほぼそのまま得点につながります。

ゆえに努力をすればするほど点数が伸びると思われがちですが、そう単純でもありません。

教科書を漫然と読み、ただひたすらに用語集や一問一答の問題集をやりこんでいるだけではなかなか知識はついてきません。

自分が今何を覚えようとしているのか目的意識を明確にし、自分なりに教科書や用語集の内容を整理していきましょう。

覚えやすい、自分に合った方法は人それぞれですが、結果が出ないようであれば一つの方法に固執せず、試行錯誤するとよいでしょう。

センター
まず一度もセンターの問題を解いたことがない人は解いてみましょう。センターの傾向を把握しないままでは努力の方向性を間違えかねません。

センター世界史の問題は正誤問題が大部分を占めます。センターの誤答選択肢の特徴は語句と語句の組合せが間違っていることです。

ここでの組合せとは原因と結果、出来事と時代、出来事と地域、人物と業績などのことです。

教科書や用語集は時代ごと、地域ごとに記述されているため、あえて時代や地域を強調することはありません。

時代や地域がバラバラに出題されるセンターの問題を解くには教科書では強調されることの少ないこうした点を意識して覚える必要があります。

当たり前のことですが、教科書や用語集には正しく自然な記述しか載っていないため、意識しないと語句は覚えられても、その組合せやつながりは頭に入っていきません。

世界史の学習をするときは、5W1H(だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように)を意識し用語と用語のつながりを把握しましょう。

単に読むだけではなく、能動的に自分でまとめなおすなどの方法も効果的です。

ある程度知識がついてきたら、センターの過去問を本格的に解いてみましょう。数学や英語、国語と違い、世界史は制限時間が60分しかなく、しかも時間を限界まで使って解く必要はあまりありません。

あまり悩まずに解いていけば、早ければ30分くらいで解き終わるでしょう。その分復習に時間をかけ、間違った問題だけでなく、迷った問題についても、先ほどの組合せを確認して覚えなおしましょう。

もし特定の地域や時代のミスが多いようなら教科書や参考書に戻って穴を埋めると良いでしょう。1年分にかかる時間は国語や英語に比べて少ないので、何年分もできるはずです。
 
世界史は英語や数学と比べれば、直前期になっても得点を伸ばせる教科です。学校の進度の関係でおざなりになりがちな戦後史(1945年以降の歴史)や各時代にある文化史は少しやるだけでも他の受験生との差をつけることができます。最後まで諦めることなく粘り強く学習しましょう。

二次試験
東京大学すらその第3問は一問一答形式で、配点もそれなりの割合を占めます。

もしセンターの世界史の点数が志望校で必要とされる点数に対して足りないようであれば、先にセンターレベルの知識を押さえておくことをお勧めします。

二次試験では単語をそのまま答えるだけでなく、ある程度の長さの記述を要求される場合があります。

ほとんどの場合、自分で因果関係などを推測する必要はなく、教科書の記述にそって書けば合格点をもらえます。

ここで意識することはセンターの項でも述べた用語と用語のつながりと、そもそも問題が何を問うているのか、ということです。きちんと用語のつながりを覚えていなければ記述できませんし、設問要求に答えていなければ得点になりません。基本的には1つの事項を説明しようとすると30字程度になります。100字以上の長い記述で、もし何を書いたら良いのかわからなければ模範解答をみて、30字程度のカタマリに分解してその関係を分析すれば、どのように書けばよいか見えてくるはずです。

私立大の二次試験の場合、センターよりも難しい、教科書ではあまり出てこない単語が出題されますが、基本的にやることはセンターと変わりません。すでに覚えている基本的な用語のつながりにくっつけるようにして難しい単語を覚えましょう。資料集を読むことも教科書で扱いが薄い部分を覚えるうえで効果的です。

センターの項でも述べましたが世界史は最後の最後まで伸ばせる教科です。大学ごとに頻出範囲が違ったり、形式に特徴があることが多いので、早いうちに過去問に目を通しつつ、しっかりと学習していきましょう。

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