Google先生

問題 以下の英文を読み、正確に移動距離を計算するのには何をすれば良いのか、ということを説明した文章になるように【   】を英語で埋めなさい。
Precise measurements of physical quantities are essential to science. By the correlation of such measurements the basis laws are discovered. It is necessary, however, that measurements be made in a consistent set of units and that the basic units be well defined. For instance, if you wished to find the distance traveled by a car, you would not multiply its speed in kilometers per hour by the elapsed time in minutes. Common sense dictates that you must either convert【           】.
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ある学校(高等教育)の入学試験問題(一部)です。

さて、この英文、Google先生にお願いすると、このように和訳してくれます。空欄(【 】)が含まれるセンテンスの直前まで。

物理量の正確な測定は科学にとって不可欠です。 このような測定値の相関によって、基本法則が発見される。 しかし、測定は一貫した単位の単位で行われ、基本単位は明確に定義されている必要があります。 例えば、あなたが車で移動した距離を見つけたいと思えば、時間単位のキロメートルで分単位の経過時間で速度を乗算しません。

ぎこちない日本語表現であることは否めません。でも、充分に訳せているとも言えるのです。

物理的数値(「物理量」)の測定に関する単位の取り扱いに注意を促す内容です。

最後の「乗算」のくだりがよくわからない、そういう方もおられるでしょうね。乗算というのは、掛け算のことです。

小学校などで学習する速度に関する計算をイメージしてください。

For instance, if you wished to find the distance traveled by a car, you would not multiply its speed in kilometers per hour by the elapsed time in minutes.

と言うのは、

物体移動の距離を計算するとき、移動する物体の自足と物体の移動分数とをそのまま掛け算しても意味がありませんよね。

そういった場合、時速には移動の時間数を掛けないとダメです。

そのように本文は言っているのです。

だから、空欄(【 】)にはどういった表現が入るか、類推可能なわけです。(eitherという副詞やconvertという動詞が空欄の前にあるのに、注意して解答してくださいね。)

どうでしょう。

Google先生、結構、的確に機能しているでしょう?

翻訳の作業において。

では、これはどうでしょう。

新住民語明年8月列必選修 教部:有學生就要開班(聯合報)

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12年國教課綱明年8月上路,新住民語將列入國中小語文領域課程。教育部表示,目前已培訓1791位新住民語文教師,以教越南語、印尼語的最多,並規定只要有學生選修,學校就要開班,可採遠距直播、跨校共學方式。對此,泰國文化暨語言交流協會秘書長洪銘謙表示,教育部規定只要有學生選修就要開班,實為美意,但實際上學生選擇的過程當中仍受到老師的影響,難保其他語言學習的機會不會受到擠壓。
―――

この繁体の中国語、みなさんはどのように扱いますか。

もちろん、ナチュラルに読解可能な方、気合で日本語として訓読する方、いらっしゃると思います。(私は後者です。)

Google先生を利用すると、こうなりますよ。

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来年8月には12年間の国家教育プログラムが開始され、新しい居住言語は中国語と小言語のカリキュラムに含まれます。 文部科学省によると、1,791人の新規居住者教師がベトナム語とインドネシア語を最もよく習得するように訓練されており、授業を受講している限り、授業を開始し、長距離生中継やクロス学校学習に利用できると規定されている。 タイの文化・言語交流協会のホン・ミンチアン事務総長は、教育省は、コースを受講する学生がいる限り、実際には美しいと述べているが、実際には選抜プロセスは依然として教師の影響を受けており、他の言語学習機会を守ることは困難である。 圧迫されません。
――
ちょっと、よくわからないかもしれません。特に最後の方が。

後半部は気合で訓読すると、

タイのような地域の言語は、ベトナム語やインドネシアの言語と違って、使用者が少なく、先生に関する事項の影響などがあって、必修でない選択の授業だと充分に學校で学べない現状がある、

といった意味だと読めます。

ちなみに中国語が読める方に、後半部の概要を教えてもらいました。

こうなります。

タイ国の文化語学交流協会の秘書である洪さんは、教育部は一人でもそれを履修したいという生徒がいればクラスを開講すると発表しているが、それは良いことだが、実際には生徒が選択する過程において教師による影響があり、他の言語を学習する機会が減らないということは断言できないと表明している。

うむ。私の訓読はおおむね適切だったようです。良かった。

実はGoogle先生が苦労した箇所、傾向があるんです。

私は中国語が読める2人の方にお願いして、上掲記事の第一段落を解釈していただきました。

1人の方は日本語が母語である方、もう一人の方は、日本語も中国語も同じくらい得意な方です。

Google先生が訳し間違えたのは、前者の方が文法的構造に注意しないと訳せないと教えてくれたところでした。

そして、Google先生の訳のぎこちなさは、母語運用の自然さを機械であるGoogle先生が理解できないことに起因すると推察されるのです。

これらのことから、わかることがあるような気がします。

私たちの外国語学習は、ある部分までGoogle先生に追いつかれています。

でも、Google先生が苦手な部分、あるいはGoogle先生にはたぶんずっと無理な部分というのがあります。言語理解には。

それは

言語的説明に基づいた文法的理解と

母語運用能力の自然さに係る理解です。

これらは私たちにとって、たいへん重要なものだと思います。

この英語サービスの広告を見て、そのように思いました。

はい。

※協力してくださった2の友人に感謝。ありがとう。

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