ラーメンランキング

「うちのラーメンは世界一です」といっているラーメン屋さん、

どう思われますか。

あやしげな感じは否めないけど、私はありだと思います。

実際に、そういう名前のラーメン屋さん、ありますしね。

では、手前みそのラーメンランキングをでっちあげて、「ラーメンランキング、豚骨ラーメン部門・味噌ラーメン部門・醬油ラーメン部門1位」なんてロゴを看板にかかげているラーメン屋さんは、どうですか。

それでも、美味しければ良いですけどね。

でも、実際よりもラーメンを美味しく見せかけるべく、ラーメン屋さんの事情に合わせて作られたランキングというのは、どうなんでしょうね。

食べてみたら、思ったよりラーメンが不味かった、というのは小さな悲劇です。

他にもっと美味しいラーメンがあるのに、そのたいして美味しくないラーメンだけを「美味しいラーメン」だと思って生きていくのは、もっと大きな悲劇ですね。

ランキングというのは、評価なんでしょうね。

ちょっと「評価」について、考えてみましょう。

外形的な評価というのは、数値化できるものがおおいですね。

科学的評価には数値が重要な場合が非常におおいです。科学的に正しい評価は客観的評価です。

ですが、数値を用いて行われている評価が全て科学的に正しい評価であるとは言えません。

例えば「大学の偏差値」というのがそうです。

偏差値というのは、ある検査結果がその検査が対象とした集団の平均からどの程度ずれているかを示す数値です。

そういう仕組みを理解していれば、大学(あるいは大学の各学部)ごとに、その評価を示す偏差値が設定されていても、そんなのはいったい何を表しているのかわからない、ということはわかるはずです。

でも、その「偏差値」なるもので大学のレベル(?)を評価している人って、多いかもしれませんね。

そういう人たちのなかには、一定のレベル(?)以上の大学に進学しないと、就職の際に、不利益を被ると考えている人たちが多いようです。

それって本当なんですかね。

本当だとしたら、話はかなり切ないですよ。だって、実際には「一定のレベル以上の大学に進学しないと、就職の際に、不利益を被る」ということではなくて、学歴が高い人から、高度な資格試験に合格している人から、他にも何らかの外形的評価が高い人から、就職先が決まっていくということです。

そういうこともあるかもしれないけれど、そういう就職の仕方しかないわけではありません。

リクルートやマイナビのコマーシャルでイメージされるような「就活」だけが就職の仕方だと思うのは、世間を知らないのです。

子供が世間を知らないのは仕方がありません。

でも、そういう世間知らずな子供に限定的な情報、誤った情報ばかりを流して、ビジネスで金儲けができるように、彼らを操作するのは大変に良くないのです。

世間を知らないことが悪いのではありません。では、世間知らずにつけこんで、私腹を肥やすのが悪いのか。悪いのではありません。でも、私はそういう仕方が嫌いなんです。

そういう仕方ばかりだと、若者の人間的成熟に資するものが無いからです。

志望校や受験校を決めるのに、大学の「ランキング」や「偏差値」なるものにばかり、心を囚われていませんか。

「就職率」とか「国家試験合格率」とか、そういった外形的評価というのは、それだけが大切なのではありません。

大学でどんなことを学んで、どういった学び方を身につけて、どんな本をよんで、どんな先生と話して、どういうことに心を鷲掴みにされたのか。

そういうことが、結果的に大学生の成熟に寄与します。

就職するのも、国家試験に合格するのも、過程です。目的ではありません。

研究者になるとしても、ビジネスマンになるとしても、畑を耕し植物を育てるにしても、過去の外形的評価だけが大事なのではありません。

大学で学んだことだけでは、ほとんど歯が立たないということもありますし、大学で学んだことと随分と違ったことで励むということもあります。

ですから、大学の進学が決定することが人生において決定的であるなんてことは、迂闊には言えません。

そもそも、大学に進学することだけが進路ではありませんしね。

だからこそ、数値化された外形的評価だけに囚われないことです。

そういう評価に基づいて、評価の低い人を見下すなんて、もってのほかです。

「〇〇以下の大学なんて、行っても意味がない」、「〇〇以上の大学に行かないと、まともに就職できない」なんて言う人がいますが、そういう人はご自身のおっしゃっていることをよくよく省みましょう。

他の人のしていることをとやかく言うものではありません。自分自身のことについて「〇〇以下の大学なんて、行っても意味がない」と言うなら、実際にその大学を卒業してからにしておきなさい。

そのように私は考えています。

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