板橋の塾 穎才学院のブログ 【エイサイブログ】 穎才学院ホームページへ

2010年3月27日

中学生も実践!!東大合格生のノートはかならず美しい

こんばんは穎才学院(えいさいがくいん)事務の三技諒(桜丘高校出身)です。

 

今日はSくん(板橋第一中学校)の授業風景を紹介したいと思います。

『英語が苦手なんです...orz』というSくん

中学1年の英語を春期講習の4日間で総復習!!

坂田くん授業風景DSCF0631.JPGのサムネール画像

ノートを覗いてみると

坂田くんノート.JPG

A→本文  B→日本語訳  C→単語  D→余白

太田あや『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)で紹介されている

効果の上がる学習法です。

 

春からの英語の成績が期待大!ですね。

穎才学院では、板橋区の公立中学生もたくさん頑張っています。

彼らのこれからが楽しみです。

2010年3月26日

【東大一直線】英語学習法 ローマは1日にして成らず

こんにちは、頴才学院講師の岡村真明(岐阜県立大垣北高校 2005年東京大学文科三類合格)です。
ここでは東大現役合格を見据えた英語の学習法を紹介します。
第一回となる今回は、一〜二年の段階でやっておくべきこと!

ズバリ、文法のマスターです。

 

…え、普通?

 

そうですね、至極平凡な話です。

 

でもね、考えてみてください。


“What makes us human beings?” って文、みなさんは答えられますか?

これを解くには、


・「主語を問う疑問文の作り方」という中学段階の基礎知識
・「make O C」という語法

を理解した上で、さらに

「何が私たちを人間にしているのか?

  ⇒我々を人間たらしめているのは何か?」

という抽象的な日本語を理解できないといけないのです。


「人間たらしめる」なんて言い方!

 

でも、教科書や参考書とかではよくあること。

文法つめこめばいい?

イディオム・単語で完璧?

−いえいえ、たとえこれら1つを極めたところで、この文を理解することにはなりません。

1つの英文を「わかる」ということは、実は、非常に複雑な能力の賜物なのです。

…こう考えてみると、せめて文法(関係詞や、不定詞など)だけでも

早いうちにやっておかないと、と思えてきませんか?

2010年3月24日

【源氏物語 現代語訳】桐壺(光源氏の誕生)2

 前世においても、ご宿縁が深かったためであろうか、世間で比べるものが無いほど美しい玉のような男皇子までもが生まれなさってしまった。帝は、はやく会いたいと待ち遠しくお思いになって、急いで(他の者に命じて)皇子を参内させて御覧になったところ、言いようもなくすばらしい美しいご容貌である。第一皇子は右大臣の娘である女御が生みんさったお子さまで、後ろ盾の勢力が強く、「間違いなく皇太子におなりになる宮様である。」と
世間では大切にお世話し申し上げているが、弟宮の美しさにはとてもお並びになることもできそうになかったので、帝は(第一皇子を)一通りの大切なお方とお思いになるだけで、この弟宮のほうを、ご秘蔵の皇子として愛し大切になさることこの上ない。
 はじめから普通の帝のおそば勤めをなさるような身分ではなかった。世間からの信望もまことに重々しく、身分の高い人のように見えるけれどむやみにおそばにお置きになるあまりに、しかるべき管弦の遊びのときや何事であれ風情のある催しのある折にはいつも、真っ先におよびだしになる。ある時には、寝過ごされて、そのままおそばにご奉仕させなさるなど、度をこして帝のおそばにいつもいるように扱いになさったので、自然と軽い身分のように見えたのだがこの若宮がお生まれになって後は、格別に配慮なさり、その取り扱いを決めになさったから「皇太子にも、もしかすると、この若宮がお立ちになることになりそうだ。」と、第一皇子の母親である女御は疑っておいでになる。他の后方より先に入内なさっていて、帝が弘徽殿の女御を大切な方とお思いになるお気持ちは並々でなく、皇女たちおいでになるので、このお方のご意見だけは、やはりうるさく、つらくお思い申していらっしゃるのだった。おそれおおい帝のご寵愛をお頼み申し上げるものの、さげすんだり、欠点をお探しになる方は多く、自分自身は病弱でなんとなく頼りにならない状態なので、かえってご寵愛がなかった方がよかったなどと、気苦労をなさる。お局の名前は桐壺である。

※教科書によっては、最後の部分がどこまで収録されているか異なります。ご確認ください。

2010年3月22日

【現役合格NEWS】東京大学現役合格おめでとう!!

こんにちは。穎才(えいさい)学院教務主任の森本新芽(洛南高校出身、99年東京大学合格)です。

 

本日は、板橋の塾、穎才学院から東京大学現役合格NEWSをお伝えします。

合格したのは、淑徳高校 スーパー特進(東大)コース出身のFさんです。

これがその合格通知書です。

todai.JPG

こんな通知が届くんですねー。

 

淑徳高校の【スーパー特進(東大)コース】(通称「S特」)は、この春に3期生が卒業しました。

淑徳高校S特、初の東大合格者は、穎才(えいさい)学院の卒業生です。

 

Fさんが、穎才(えいさい)学院にやってきたのは、中学三年生の冬でした。

淑徳高校に入ってからも、学校のいいつけをよく守り、Fさんはコツコツと勉強を続けていました。

学校が用意した特別講習も欠かすことなく出席しました。

放課後は穎才学院の自習室を利用して、苦手科目を克服したり、予習と復習を徹底したり…。

穎才学院の本棚を利用して、調べ物をしたり…、

手の開いている講師に、英語や古文を質問したり…、

高1・高2の間はとにかく学校の勉強に専念させました。

 

高3になってからは、本格的な受験勉強のスタートです。

Fさんは最初の東大模試で【D判定】だったのですが、

穎才講師陣は、

「夏までに数学の××分野を固めれば大丈夫。」

「理系だけど国語が2次試験でも得点できる。あとは英語のリスニングが課題。」

「生物は大丈夫だから、あとは化学。とにかく無機分野となかよくなろうね(笑)」

などと各科目において適切な指示を与えていました。

 

穎才学院の講師は、全員が現役東大生です。

自分たちが歩いた道がから、細かいところまでアドバイスが出来るんですね

 

穎才学院では、2010年度【難関国立大入試対策コース】を開講しています。

一人一人の弱点を克服して、難関国立大現役合格を目指す、スーパープログラムです。

Fさんの快挙に続いて、後輩達も頑張っています。

本講座に、ご興味のある方は、是非お気軽にお電話でご相談ください。

フリーダイヤル 0120−509−440

平日・土曜日 午後3時から午後9時まで

担当 荒木・森本

 

 

 

 

 

2010年3月18日

中学受験合格便り届く

こんにちは、穎才学院事務の三技諒(桜丘高校出身)です。

 

今日は東京家政大学付属中学校合格した塾生Kさん(板橋第一小学校)について紹介したいと思います。

 

彼女が板橋区の予備校 穎才学院(えいさいがくいん)にやってきたのは去年11月頃・・・

 

 やってきた当初、算数が大の苦手でした↓↓

 

 先生との1対1の授業、自分が納得するまで猛勉強したかいもあり、

 

見事、第一志望の中学校に合格することができました。

 

そんな彼女、合格して間もないというのに4月に学校で行われるテストに向けて勉強をスタ→ト!

 

そのノートテイクの様子の拝見↓

DSCF0548.JPG(ノート)

とても小学6年生のノートとは思えませんでした!!

 

来週卒業式を迎えるということで一歩大人に近づきます。

 

そんな彼女のこれからが楽しみです。

2010年3月17日

【源氏物語 現代語訳】「桐壺」(光源氏の誕生)その1

 どの天皇の御代であったか、女御・更衣が大勢お仕え申していらっしゃったなかに、とりわけ高貴な身分ではないが、格別に帝の愛を受けておいでの方があった。初めから「私こそ帝の寵愛を受けるはずだ。」と自負していらっしゃったお后方は、心外なものとしてさげすんだりねたんだりなさる。同じ身分やそれより身分の低い更衣たちは、なおさら心おだやかでいられない。朝夕の宮仕えにつけても、他の女御や更衣たちの反感をばかり買って、人々の恨みを受けることが積もったのであったのだろうか、たいそう病気がちになっていき何となく心細げな様子で実家に下がりがちであるのを、ますます心残りでいとしいものにお思いになって人の非難に対しても気兼ねなさることがおできにならず、世間の前例にもなってしまいそうなご寵愛ぶりである。上達部や殿上人なども、むやみに目をそむけて「まことにまともに見られないほどの帝からの気に入られようである。中国においても、こういった原因によって、世の中も乱れひどかったのだ。」としだいに世間でもおもしろくないことと思い、人々の悩みの種となって、楊貴妃の例まで引き合いに出すにちがいないほどになっていくので、ひどくきまりが悪いことが多いのだが、もったいないご愛情が比類ないことを頼みとして宮仕えをなさる。
 父の大納言は亡くなっていて、母北の方が、家柄も古い家の出で、教養の身に付いた人であって両親がそろい、現在世間の信望がはなやかである御方々にひどく劣ることなく、色々な宮中の行事ををこなしていらっしゃったが、これといって、しっかりした後見役がいないので、何事かある時には、やはり頼りどころがなく心細い様子である。

2010年3月16日

みなさん、こんにちは!穎才(えいさい)学院です。

こんにちは。穎才学院教務主任の森本新芽(洛南高校出身・99年度東京大学合格)です。

このたび、【エイサイブログ】と名付けて、板橋の予備校 穎才学院(えいさいがくいん)の様子を紹介していくことになりました。

みなさん、よろしくおねがいします。

DSCF0570.JPG(森本)のサムネール画像

さて、ただ塾の様子を更新するだけでは、おもしろくないので、

このブログでは、

私森本のさまざまなオフショットを

 

DSCF0574.JPG

ウソですorz

あ、私といっしょに写っているのは、2010年度卒業生【錦城高校・Iくん】です。

現代文の偏差値「30.6」から、猛勉強して見事大学受験現役合格を果たしました!

穎才学院では、毎年【ドラマのある現役合格】が誕生しています。

 

さて、仕切りなおし…orz.

このブログでは、

学校の授業で扱う古文・漢文の現代語訳を掲載していきます。

すでに、

【伊勢物語 現代語訳】「芥川」「東下り」

【土佐日記 現代語訳】「門出」「忘れ貝」「帰京」

などが、アップされていますので、塾生も一般生の方もぜひ利用してください。

2010年3月 4日

【伊勢物語 現代語訳】芥川

昔、男がいたという。女で手に入れられそうになかった女を、何年もの間求婚し続けていたのを、やっとのことで盗み出して、とても暗い中を来たそうだ。芥川という川のほとりを連れていったところ、草の上におりていた露を、「あれは何かしら。」と男に尋ねたそうだ。行く先の道のりも多く、夜も更けてしまったので、鬼がいるところとも知らないで、雷までがとてもひどく鳴り、雨もたいそう降ったので、荒れたすき間だらけの蔵に、女を奥に押し入れて、男は、弓と胡を背負って戸口にいて、早く夜が明けてほしいと思い続けて座っていたときにに、鬼が早くも一口で食べてしまったそうだ。「ああれえ。」と言ったけれど、雷が鳴る騒ぎで、聞くことができなかった。ようやく夜が明けていくので、見ると連れてきた女がいない。足ずりをして泣いてもどうしようもない。

「あれは真珠ですかそれとも別の何かですか」とあの人が尋ねたときに、
「露だ」と答えて消えてしまえばよかったのに。

【伊勢物語 現代語訳】東下り

昔、男がいたそうだ。その男は、自分の身を必要のないものだと思いこんで、「京にはいるまい、東国の方に住むのによい国を探しにいこう」と思って行った。以前から友人にしている人、一人二人と一緒にいったそうだ。道を知っている人もいなくて、迷いながら行ったそうだ。三河の国八橋という所についた。そこを八橋といったのは、水が流れていく川が
蜘蛛の手のようであるので、橋を八つ渡しているので、八橋といった。その沢のほとりの木の陰に馬から下りて座って、乾飯を食べた。その沢にかきつばたがとても美しく咲いていた。それを見て、あるる人が言うことには、「かきつばた、という五文字を各句の初めて置いて、旅の思いを歌に詠め。」と言ったので、詠んだ歌には、

衣が着ているうちに体になじんでくるように慣れ親しんだ妻が都にいるのではるばるとやってきた旅がしみじみと思われることだ。

と詠んでしまったので、人々はみな、乾飯の上に涙を落として乾飯がふやけてしまった。先へ先へと進んでいって駿河の国についた。
 宇津の山について、自分がこれから分け入ろうとする道はたいそう暗く細い上に、つたやかえでが茂り、何となく心細くて、「思いがけなくつらい目にあうことだ」と思っていると、修行者に出会った。「このような道に、どうしておいでになるのですか。」と言うのを見ると、以前都で会って知っている人であったよ。「都へ、あのお方の所へ」と言って、手紙を書いて託す。

私は今駿河の国にある宇津の山あたりにいますが、その宇津という山の名ではないけれどうつつにも夢の中でもあなたに会わないことだなあ。

富士山を見ると、5月の終わりごろなのに、雪がとても白く降り積もっている。

季節をわきまえない山は富士の嶺だなあ。今をいつだと思って、子鹿の毛の白い斑点のように雪が降り積もっているのだろうか。

その山は、都で例えるとと、比叡山を二〇くらい重ね上げたらというほどの
高さで、形は塩尻のようであったそうだ。
 さらにどんどん進んでいくと、武蔵の国と下総の国との間にたいへん大きな川があり、それを隅田川という。その川のほとりにかたまって腰をおろして、思いをはせて、「この上もなく遠くへ来てしまったなあ」と嘆き合っていると、渡し守が、「早く船に乗れ。日が暮れてしまうぞ。」と言うので、
船に乗って川を渡ろうとすると、一行の人々は皆何となく悲しくて、都に恋しく思う人がいないわけではない。ちょうどその時、白い鳥で、くちばしと脚が赤い、鴫ぐらいの大きさである鳥が、水の上で遊びながら魚を食べている。都では見かけない鳥なので、人々は誰も知らない。
渡し守に尋ねたところ、「これが都鳥だよ。」というのを聞いて、

おまえがその名を持っているならばさあ尋ねよう、都鳥よ。都にいる私の恋しい人は無事でいるのか、いないのかと。

と詠んだので、船に乗っている人は皆泣いてしまった。

 

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