子供の学力を上げる方法

学ぶためには3つの力が必要

 

「合格」への自信ってこういうものだったのか
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まずはこちらの文章をお読みください。文章を書かれた内田先生は「ネット上に公開した情報は公共物」という方針を貫いておられます。先生のご方針にならって「学ぶ力」をめぐるをみなさんに贈ります。

学ぶ力(内田樹の文章による)

「学ぶ力」という文章を書きました。中学二年生用の国語の教科書のために書き下ろしたものです。本が届いて、読んでみたら、なかなか「なるほど」と思うことが書いてあったので(自分で言うなよな)、ここに再録することにします。
中学二年生になったつもりで読んでね。

「学ぶ力」

 日本の子どもたちの学力が低下していると言われることがあります。そんなことを言われるといい気分がしないでしょう。わたしが、中学生だとしても、新聞記事やテレビのニュースでそのようなことを聞かされたら、おもしろくありません。しかし、この機会に、少しだけ気を鎮めて、「学力が低下した」とはどういうことなのか、考えてみましょう。
 そもそも、低下したとされている「学力」とは、何を指しているのでしょうか。「学力って、試験の点数のことでしょう」と答える人がたぶんほとんどだと思います。ほんとうにそうでしょうか。「学力」というのは  「試験の点数」のことなのでしょうか。わたしはそうは思いません。
 試験の点数は数値です。数値ならば、他の人と比べたり、個人の経年変化をみるうえでは参考になります。でも、学力とはそのような数値だけでとらえるものではありません。「学力」という言葉をよく見てください。訓読みをしたら「学ぶ力」になります。わたしは学力を「学ぶことができる力」、「学べる力」としてとらえるべきだと考えています。数値として示して、他人と比較したり、順位をつけたりするものではない。わたしはそう思います。
 例えば、ここに「消化力」が強い人がいるとしましょう。ご飯をお腹いっぱいに詰め込んでも、食休みもしないで、すぐに次の活動に取りかかれる人は間違いなく「消化力が強い」といえます。「消化力が強 いです」と人にも自慢できます。しかし、それを点数化して他人と比べたりしようとはしないはずです。「睡眠力」や、「自然治癒力」というものも、同様のものだと思います。どんなときでもベッドに潜り込んだら、数秒で熟睡状態に入れる人は睡眠力が高いといえるでしょう。この力は健康維持のためにもストレスを軽減するうえでも、きわだって有用ですが、睡眠力を他人と比較して自慢したり、順位をつけたりすることはふつうしません。怪我をしてもすぐに傷口がふさがってしまう自然治癒力も生きるうえでは、おそらく学力以上に重要な力でしょうが、その力も他人と比較するものではありません。わたしは「学力」もそういう能力と同じものではないかと思うのです。
 「学ぶ力」は他人と比べるものではなく、個人的なものだと思います。「学ぶ」ということに対して、どれくらい集中し、夢中になれるか、その強度や深度を評するためにこそ「学力」という言葉を用いるべきではないでしょうか。そして、それは消化力や睡眠力と同じように、「昨日の自分と比べたとき」の変化が問題なのだと思います。昨日よりも消化がいいかどうか、一週間前よりも寝つきがよいかどうか、一年前よりも傷の治りが早いかどうか。その時間的変化を点検したときにはじめて、自分の身に「何か」が起きていることがわかります。もし「力」が伸びているなら、それは今の生き方が正しいということですし、「力」が落ちていれば、それは今の生き方のどこかに問題があるということです。
 人間が生きてゆくためにほんとうに必要な「力」についての情報は、他人と比較したときの優劣ではなく、「昨日の自分」と比べたときの「力」の変化についての情報なのです。そのことをあまりに多くの人が忘れているようなので、ここに声を大にして言っておきたいと思います。自分の「力」の微細な変化まで感知されている限り、わたしたちは自分の生き方の適不適を判定し、修正を加えることができます。
「学ぶ力」もそのような時間の中での変化のうちにおいてのみ意味をもつ指標だと私は思います。その上で「学ぶ力」とはどういう条件で「伸びる」ものなのか、それを具体的にみてみましょう。
「学ぶ力が伸びる」ための第一の条件は、自分には「まだまだ学ばなければならないことがたくさんある」という「学び足りなさ」の自覚があること。無知の自覚といってもよい。これが第一です。
「私はもう知るべきことはみな知っているので、これ以上学ぶことはない」と思っている人には「学ぶ力」がありません。こう人が、本来の意味での「学力がない人」だとわたしは思います。ものごとに興味や関心を示さず、人の話に耳を傾けないような人は、どんなに社会的な地位が高くても、有名な人であっても「学力のない人」です。
 第二の条件は、教えてくれる「師(先生)」を自ら見つけようとすること。
 学ぶべきことがあるのはわかっているのだけれど、だれに教わったらいいのかわからない、という人は残念ながら「学力がない」人です。いくら意欲があっても、これができないと学びは始まりません。
 ここでいう「師」とは、別に学校の先生である必要はありません。書物を読んで、「あ、この人を師匠と呼ぼう」と思って、会ったことのない人を「師」に見立てることも可能です(だから、会っても言葉が通じない外国の人だって、亡くなった人だって、「師」にしていいのです)。街行く人の中に、ふとそのたたずまいに「何か光るもの」があると思われた人を、瞬間的に「師」に見立てて、その人から学ぶということでももちろん構いません。生きて暮らしていれば、至る所に師あり、ということになります。ただし、そのためには日頃からいつもアンテナの感度を上げて、「師を求めるセンサー」を機能させていることが必要です。
 第三の条件、それは「教えてくれる人を『その気』にさせること」です。
 こちらには学ぶ気がある。師には「教えるべき何か」があるとします。条件が二つ揃いました。しかし、それだけでは学びは起動しません。もう一つ、師が「教える気」になる必要があります。
 昔から、師弟関係を描いた物語には、必ず「入門」をめぐるエピソードがあります。何か(武芸の奥義など)を学びたいと思っていた者が、達人に弟子入りしようとするのですが、「だめだ」とすげなく断られる。それでもあきらめずについていって、様々な試練の末に、それでもどうしても教わりたいという気持ちが本気であるということが伝わると、「しかたがない。弟子にしてやろう」ということになる。そのような話は数多くあります。
 では、どのようにしたら人は「大切なことを教えてもいい」という気になるのでしょう。
 例えば「先生、これだけ払うから、その分教えてください」といって札束を積み上げるような者は、ふつう弟子にしてもらえません。師を利益誘導したり、おだてたりしてもだめです。だいたい、金銭で態度が変わったり、ちやほやされると舞い上がったりするような人間は「師」として尊敬する気にこちらの方がなれません。
 師を教える気にさせるのは、「お願いします」という弟子のまっすぐな気持ち、師を見上げる真剣なまなざしだけです。これはあらゆる「弟子入り物語」に共通するパターンです。このとき、弟子の側の才能や経験などは、問題になりません。なまじ経験があって、「わたしはこのようなことを、こういうふうな方法で習いたい」というような注文を師に向かってつけるようなことをしたら、これもやはり弟子にはしてもらえません。それよりは、真っ白な状態がいい。まだ何も書いてないところに、白い紙に黒々と墨のあとを残すように、どんなこともどんどん吸収するような、学ぶ側の「無垢さ」、師の教えることはなんでも吸収しますという「開放性」、それが「師をその気にさせる」ための力であり、弟子の構えです。たとえ、書物の中の実際に会うことができない師に対しても、この関係は同様です。同じ本を読んでいても、教えてもらえる人と、もらえない人がいるのです。
 「学ぶ(ことができる)力」に必要なのは、この三つです。繰り返します。
 第一に、「自分は学ばなければならない」という己の無知についての痛切な自覚があること。
 第二に、「あ、この人が私の師だ」と直感できること。
 第三に、その「師」を教える気にさせるひろびろとした開放性。
 この三つの条件をひとことで言い表すと、「わたしは学びたいのです。先生、どうか教えてください」というセンテンスになります。数値で表せる成績や点数などの問題ではなく、たったこれだけの言葉。これがわたしの考える「学力」です。このセンテンスを素直に、はっきりと口に出せる人は、もうその段階で「学力のある人」です。
 逆に、どれほど知識があろうと、技術があろうと、このひとことを口にできない人は「学力がない人」です。それは英語ができないとか、数式を知らないとか、そういうことではありません。「学びたいのです。先生、教えてください。」という簡単な言葉を口にしようとしない。その言葉を口にすると、とても「損をした」ような気分になるので、できることなら、一生そんな台詞は言わずに済ませたい。だれかにものを頼むなんて「借り」ができるみたいで嫌だ。そういうふうに思う自分を「プライドが高い」とか「気骨がある」と思っている。それが「学力低下」という事態の本質だろうとわたしは思っています。
 自分の「学ぶ力」をどう伸ばすか、その答えはもうお示ししました。みなさんの健闘を祈ります。
(内田樹先生のblogより 2011年9月2日の文章)

学びに必要な3つの力

内田先生の文章に拠れば、私たちが学ぶためには3つの力が必要です。それは「計算力」とか、「語彙力」とかいったものではありません。「国語力」というのとも、「論理的思考力」というのとも違います。私たちがこれから確認するのは、そういったさまざまな力を育むために必要な本質的な学力です。いわば「学力の根」と言えるようなものでしょう。

「知らない」ということを知れる力

未知の何かを探求する力ではありません。自分が無知であることを知れる力のことです。ソクラテスの言葉として知られる「無知の知」がこれにあたります。私にも経験がありますが「自分は何でも知っている」と天狗になっているときほど、周りの人間から「あいつバカだね」と白眼視されているものです。

「誰か」を「先生だ」と思える力

どんな人でも良いのですが「誰か」を「この人が私の先生だ!」と思いこめる力のことです。夏目漱石の『こころ』を何度か読んだことのある方はおわかりになると思います。学生としての「私」が冴えない中年男性のことを「先生」と思い込み、教えを請うようになるのは、彼(=「私」)にこの力が備わっていたからです。

「先生」を本気で語らせる能力

「先生」から何らかのメッセージをいただくために必要な能力です。「先生」がうっかり「こいつになら話していいかも」と思ってしまうような人間的魅力が学び手の成熟には必要です。それはある種の礼儀正しさともいえるでしょう。

子供の学力をさげる教師

では、反対に子供の学力を下げる方法というのは、どのようなものでしょう。これはそんなに難しいことではありません。
子供を「勉強嫌い」にしていしまうというのがひとつの方法です。どんなに好きな食べ物も無理やり口に入れられれば、食べたくなくなってしまいます。無理やり勉強させるという方法は、子供を勉強嫌いにするもっとも簡単で有効な方法のひとつでしょう。「子供のため」という言葉を免罪符のように使って、実際は大人が自分勝手な都合で子供に学習を無理強いするというのは、残念ながら現実に起こっていることです。注意しなければなりません。
また、世の中には、子供と自分自身の能力差を子供に見せつけて、自分自身の気持ちを慰めるということをする人たちもいます。たいていそういう連中は教育熱心な人間として世間に知られているので、気を付けないとうっかり巻き込まれてしまいます。弱い者を守るとか育てるとか言いながら、その実際、弱い者がいつまでたっても強くならないのは、指導者や教育者が自分自身の意識を慰める手段として子供を利用しているからです。ぜひ、注意しましょう。

子供の成熟に必要なもの

子供は自分自身で成熟にむかっていくものです。私たち大人にできることのは、そんな彼らを機に応じて支援することです。子供をコントロールして上手く成長させようとか、子供をだまくらかして気付かないうちに勉強させてしまおうとかいうのは、大人の身勝手でしかありません。子供が成熟のために先に挙げた3つの力を身につけるのを支援したいと思うなら、私たちに出来ることは、まず私たちが成熟した大人になってみせることです。自分の未成熟を棚上げにして、子供の未熟をとがめたてるというのは全くの本末転倒です。まずは、大人たちがいくつになっても学び続けるということからはじめなくてはなりません。そのような大人が集う場所には、成熟に向かって懸命に学ぶたくさんの子供の姿が見られることでしょう。

合格者の声


松本 実さん(渋谷教育学園渋谷高等学校卒業  東京大学 文科三類 合格)
結果も重要だけれども、まずは無事に受験を終える事ができて安心しました。先生方の支えがなかったら、そもそも試験場にたどりつく事さえできなかったと思 います。本当にありがとうございました。私は受験の間、実感した事があります、それは習った事を自分でもう一度説明できなければ身についてないのだなとい う事です。そしてその時でてきた疑問を先生たちにどんどんぶつけました。そんな質問にも先生たちが真剣に考えて答えを出してくれるというのはとてもぜいた くな環境だったなと思います。精神的に辛かった時もたくさん助けてもらいました。ふりかえってみると、ただ授業をしてもらうだけではなくまわり道かもしれ なくても、自分のやり方を尊重してもらい道を模索し続けることができたのが結果につながったのかなと思います。合格できて嬉しいです。本当にありがとうございました。


進藤 直佑さん(都立北園高等学校卒業  東京大学 理科一類 合格)
中学受験、高校受験を経てとてつもない勉強嫌いを発症していた僕は高校一年と二年一学期までの間、学校の授業をすべて寝て過ごしました。宿題も出していません。なので高校二年時の僕はcos30°がいくらかも知りませんでした。しかし、この充電期間のおかげで勉強嫌いは治りました。そこで穎才学院に 入ることにしました。するとあれよあれよという間に勉強ができるようになり、最後的には東大を受けるほどになりました。この話で僕が言いたいのは勉強を嫌いになったらおしまいだということです。穎才の先生方はとても多様ですがどの人も勉強が好きだと思います。そのような人達に教えてもらうのだから決して勉強嫌いにさせられることはないでしょう。ステマじゃないよ。


O N さん 私立中学校卒  都立高校 合格
受験を終えて思うのは、こんなに勉強を楽しくできるようになったり、こうして合格できたのも、穎才の先生のおかげだなということです。各教科、細かく1つ1つていねいにとても分かりやすく教えてくださり、また受験の相談には親身になって対応してくださって、本当に感謝しています。今回の高校受験は自分の夢に向けてのおおきな第一歩になりました!高校に入ったら、部活を一生懸命やって、勉強は学年で1位をとるという意識を持ってがんばります。これからが勝負だと思うので、穎才の先生方、これからもよろしくお願いします。


N さん 板橋区立小学校卒 私立中学校合格
穎才学院に通い始めて、前よりも自信を持てるようになりました。自分のわからないところを教えてくれたおかげで、勉強が楽しく感じられるようになりました。毎日声をかけてくれたり、たくさんほめてくれたり、あたたかく見守ってくれた先生、ありがとうございました。自分の苦手なところを見つけてくれて、その問題を何度も教えてくれました。だから勉強を嫌いにならずに、今でも続けられています。学んだことを活かして、中学・高校もがんばります。教えてくれた先生、一緒にがんばった友達、今までありがとうございました。世話になりました。


お母様の声
早いもので受験が終わり1ヶ月が経ちました。娘は毎日友達と遊び、小学校生活最後の思い出作りをしているようです。本当に普通の小学生らしくなりました。受験が終わり今思うことは、色々なことがありましたが、中学受験をさせて良かったということです。目標があったからこそ、たび重なる転校でも、不登校にもならずに頑張り続けられたと思います。私も娘との大切な時間を過ごすことができました。今は楽しい思い出でいっぱいです。こんな風に思えたのも、森本先生のお陰です。本当にありがとうございました。今度は息子がお世話になるかもしれません。一人でやれるうちは見守ろうと思いますが、辛くなってきたら助けて下さい。その時はご相談させてください。よろしくお願いします。

 

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(グループ授業・映像授業・推薦対策)
穎才学院 高校3年生1年間の総費用 
約60~90万円
(先生がつきっきりの個別指導)

1科目年間授業料¥300,000
(90分5000円~6250円)
2科目年間授業料¥560,000
(90分4670円~5840円)
3科目年間授業料¥720,000
(90分4000円~5000円)
4科目年間授業料¥840,000
(90分3500円~4380円)
諸経費年間¥18,000(コピー代、教材費等)
受験のない学年の方は、上記金額で1年中毎週決まった回数の授業を受けられます。各期講習の申込は任意です。受験学年の方は、各期講習期間中は上記
金額と別途講習授業料を頂戴いたします。

 

講師紹介

森本新芽
(東京大学院 教育学修士課程卒中学・高校教諭専修免許取得)

トマトが嫌いです。でも、アスパラガスは大好きです。

目標は「限られた持ち物を使い、今いる仲間と協力して、最大のパフォーマンスを発揮する」ことです。

【主な経歴】
洛南高校出身。
1999年東京大学文科三類現役合格。
東京大学大学院(教育学研究科)
筆記試験1位で合格。
教育学・保育学・哲学を研究。
2002年から穎才学院 教務主任
2008年教育学修士号の学位を取得

【恩師(お世話になった先生方)】
汐見稔幸 先生 (教育人間学・保育学)
内田樹 先生 (哲学)

【好きな本・よく読む物語】
村上春樹『海辺のカフカ』(新潮文庫)
「かえるくん、東京を救う」(新潮文庫『神の子どもたちはみな踊る』所収)
“On seeing the 100% perfect girl one beautiful April morning”=邦題「四月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて」(新潮社『象の消滅 村上春樹短編選集1980-1991』所収)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、西村醇子訳『魔法使いハウルと火の悪魔』(徳間文庫)
アーシュラ・K. ル=グウィン作、清水真砂子訳『影との戦い―ゲド戦記〈1〉 』(岩波少年文庫)

【教務主任経歴】
2003年~2008年 
都立高校特任講師
→「東大対策授業」を担当する様子が校長により説明会などで紹介されました。
→2008年 
都立高校から東京大学現役合格。
→「国立大学対策講座」から東京学芸大・北海道大学・筑波大学など現役合格。
→「早大対策講座」「慶大対策講座」受講者から毎年10名程度が早大・慶大に合格。
2005年~2012年 
私立高校東大コース国語担当
→穎才学院出身者が、東京大学理科二類に現役合格。
2007年~2013年 
早稲田塾兼任講師
ハイレベル実戦現代文・実戦現代文・古文読解・ハイレベル古文読解・総合国語 ・漢文読解などの講座を担当。テキスト作成、映像コンテンツ作成などを担当。

塾講師歴16年、毎年受験生を送り出しています。

国語他各教科⇒進路相談・勉強方法等相談に乗ります!!

 

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私たちの思い


「成績の上がる勉強」=「いつも限界に挑戦する勉強」

勉強をするとは、いつも限界に挑戦するといいうことです。養老先生の言葉でいえば、自分の中の「バカの壁」、自分の中の「凡庸の境界線」を超えていくと いうことです。「これくらいでいいや」という気持ちを捨てて、夢中になって挑戦するということです。

これは、中学受験でも高校受験でも大学受験でも同じで す。一生懸命に中学受験に取り組む生徒たちがいる塾の教室にも、大学受験に懸命に取り組む学生たちがいる名門校の教室にも、同じ空気があふれています。そ の空気は、限界を超えようと頑張る生徒たちがかもしだす雰囲気なのです。
「お互いに迷惑をかけあってもよい」という柔らかな空気の「ホーム」的な私塾が必要。

「いつも限界に挑戦する勉強」を行おうとすると、カリキュラムで学習進度をパッケージングしたり、フランチャイズ化した教室展開でマニュアルに沿った指 導を行おうとしたりすることは、難しくなります。これは当然のことです。むしろ「いつも限界に挑戦する」人が集まると、いろいろな問題が起こって、その都 度それを解決するために心を砕き手間をかけねばなりません。これも当然のことです。

成長しようとする人、つまり未熟な人たちが成長するためには、世話をや いてくれる人がそこにいなければなりません。このような人たちがいるところを漢語では「家」といい、英語でも「home」といいます。オックスフォード現 代英英辞典によれは、「home」の説明には「a place where people who cannot care for themselves live and are cared for by others(自分で自分のことができない人たちが暮らし他の人に面倒を見てもらう場所)」とあります。これこそ、現代の教育に必要な場所だと思います。

学校にいくと私たちは、自分で自分のことをしっかりとするようにと教えられるのですが、たいてい学校には面倒事をおこしたときに世話を焼いてくれる先生が いて、そういう先生ほど大人になってからも私たちの記憶に残っているものです。

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